ブックガイド

〈わたしのいない絵〉を生きるためのブックガイド

本を読んだり読み返したり、 自分なりにあれこれ文章を書いたりしていると、 色んな面白いものを見ることができる。 自分の内面の醜くて臆病な部分、 まあ悪くはないと感じる部分、 本当の願い、 日常的な考え...
手紙

日陰を探して

だれかへ毎日毎日わたしを侵略してくる暑さのせいで、 頭のほうも取り止めのない考えで大混雑してしまってどうしようもありません。 大方どこかから菌でも入ったのか、 いたるところが炎症を起こしていて、 ただ...
手紙

わたしを忘れないで

だれかへ三日間、 あなたに手紙を書くのをお休みにしていました。 書くのは楽しいけど、 そう毎日毎日やっていたんじゃ、 本を読むのにも、 またあなたへの手紙以外の文章を書くのにも差し障るし、 というわけ...
手紙

晴れ間

だれかへ今日の天気もあいにくの雨です。しかしながら今日の雨は、 いくらか前の手紙で宛先となった、 あのあなたのように物静かでは決してありません。 ただひどく重たくて、 まるでひとを押しつぶすように降り...
手紙

あまやどり

だれかへ今日も暑いですが、 いかがお過ごしですか。 今日のわたしはちょっと気分がいい。 というのもわたしは仕事中、ほとんどの時間をひとりぼっちで過ごします。 人との関わりを避けたがる若者が多い昨今、 ...
手紙

わたしの身体に追いついて

だれかへ一昨日と昨日、 こうして二日もつづけてまとまった文章を書いてみて改めてわかったけど、 わたしは文章がうまくない。 書きたいことが山ほどあるけど気がすすまないとき、 きっとわたしの身体はわたしの...
手紙

幸せホルモン

だれかへ今日から日記をつけてみようと思います。 何もこんな中途半端な日付から?とも思ったんだけど、 思い立ったときにやらないと永遠にやらないので、 こんな中途半端な日付から、 やります。何かものを書こ...
ブックガイド

私の「待つ」がはじまらない ── 好きだった本/2023

2023年に読んで心に残った本についての感想です。小倉紀蔵『韓くに文化ノオト』、ファン・ジョンウン『ディディの傘』、鷲田清一『「待つ」ということ』の三冊についての批評となっています。
映画

その日までさよなら ── 韓国映画『三姉妹』(2021)

こんな三姉妹の息苦しくて不器用で、被害的かつ加害的な日常が淡々と描かれて、そしてだからこそ、どこかユーモアすら感じてしまうような、不思議な映画だった。
その他の外国文学

愛について ── 『チェルノブイリの祈り ── 未来の物語』/スベトラーナ・アレクシエービッチ(1998)

わからないこと。放射能、つまりは未知について考えるということ。映画にも、小説にもなっていないことについて語る困難と混乱。彼らにはじめて訪れた永遠がチェルノブイリであったということ。全体主義の中にある自...
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