わたしを忘れないで

手紙

だれかへ

三日間、 あなたに手紙を書くのをお休みにしていました。 書くのは楽しいけど、 そう毎日毎日やっていたんじゃ、 本を読むのにも、 またあなたへの手紙以外の文章を書くのにも差し障るし、 というわけで、 週に二、 三日くらいはお休みにするのがいいんじゃないかと考えた次第です。
あなたにしてみれば、 わたしからのうるさくて理屈っぽい手紙が届かなくなることは、 幸いなことかもしれませんけど。

さて、 この週末はとつぜん 『3年B組金八先生』 の第三シリーズが見たいなと思い立ち、 配信サイトで一話から見返す、 などということをやっていました。

わたしは日本のドラマの中では 『金八先生』 が大好きなんですけど、 これまでの人生で、 『金八先生』 シリーズを全て見たというひとに出会ったことがありません。

『金八先生』 シリーズのどこがそんなに魅力的なのかという話をするには、 また海より深く潜らなくてはならないのでここではやめておくとして、 いつか全シリーズちゃんと見て何か書きたいな、 死ぬまでに。 などと、 また途方も無いことを考えています。

学校の先生といえば、 映画 『怪物』 をみた時、 きみ小学校のときの先生の名前なんて覚えてる? 覚えてないよね? なんて台詞 (とってもうろ覚え!) が出てきて驚きました。 この世のわりと多くのひとは、 小学校のときの先生の名前を覚えていないものなのでしょうか。

だって、 わたしは覚えています。 小学校一年生から高校三年生まで、 担任の先生は九人いました (高校二年と三年、中学一年と二年、小学五年と六年の担任が同じひとでした) けど、 ぜんいんフルネームでいえますし、 漢字でも書けます。 担任以外でも、 印象的だった先生とか、 兄弟の担任の先生なんかも覚えています。

子供のころからどうでもいいことをよく覚えていて、 誰も覚えていない親戚の命日とか、 運動会で踊ったダンスの曲目とか、 覚えていてもなんの得にもならないようなことがずっと忘れられません。 もうすこし歳をとったら変わるんでしょうけど、 きっと忘れちゃったほうが楽なような、 それはそれで悲しいような、 でも忘れちゃうんだから悲しいもなにもないよな。
それがまた悲しいような、 そんな気がして、 だから今日はもう、 眠ることにします。

おやすみなさい。

わたしより

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